「1日1個のりんごは医者を遠ざける」という西洋のことわざもあるように、りんごには、動脈硬化、糖尿病、高血圧など生活習慣病の予防に効果があると言われています。
「食物繊維」や「カリウム」が多く含まれていますので、毎日1〜2個のりんごを食べるようにしたいものです。特に、皮つきのまま食べると、りんごの皮に多く含まれている食物繊維をむだなく摂取でき、効果的です。
また、料理に利用したり、すりおろしたりしても食物繊維の働きは変わらないので、いろいろ幅広く活用できます。
高血圧の予防
りんごに多く入っているカリウムには、ナトリウムを体外に排出してくれる作用があります。この働きが血圧の上昇を防いでくれます。また、りんごの食物繊維の一つであるペクチンも同じように働きをします。
便秘の解消に
りんごを食べると食物繊維が、腸内にある善玉菌(ビフィズス菌)を増やし、悪玉菌を減らして、便秘をよくしてくれます。また、便秘が改善されると頭痛、肩こりなども改善されるといわれています。
胃腸にやさしい働きに
りんごには、胃酸が少ない時には胃酸を増やし、逆に胃酸が多いときには胃酸を中和する働きがあります。胃腸の調子が悪くて悩んでいる方には、りんごの常食をおすすめします。
貧血の予防に
鉄分の吸収を高めるビタミンCなどが含まれているりんご。ジュースにして飲むと胃液の分泌を促し、さらに鉄分の吸収を高めてくれます。また、りんごの中にりんご酸をはじめとする有機酸が含まれているので、貧血の予防に効果があります。
赤ちゃんの整腸作用にも
りんごには高い整腸作用がありますが、すりおろしりんごは乳幼児の胃腸にも優しく作用し、下痢や便秘にも有効だと言われています。ミルクの合間や離乳食等に、ぜひお試しください。
りんごにもポリフェノール成分が多く含まれている事が分かり、注目を浴びています。
最近増えている「花粉症」や「アトピー性皮膚炎」などのアレルギー症状を抑える作用や、肌を白くする作用などが知られていますが、リンゴのポリフェノールはりんごの皮に近い部分に多いと言われていますので、りんごは皮つきのまま食べることをおすすめします。
オススメなのがりんごとヨーグルトとの食べ合わせ
ヨーグルトの中の生きた乳酸菌は、腸内のビフィズス菌が好むオリゴ糖や乳頭が豊富に含まれており、食物繊維と一緒にとると、一層整腸作用を高めることができます。美肌のために1日1個のりんごを食べることを心がけましょう。